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2011/05/13 (Fri) 東北巡礼 その1
2011/01/02 (Sun) 万治の石仏
2011/01/01 (Sat) 諏訪大社 蛙狩神事

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7月31日

翌日の諏訪入りの前に、箱根に寄り道してみた。
箱根では、31日から約一週間、
8月1日の箱根神社例大祭を中心に、芦ノ湖全体が祭一色に染まる。
例大祭の宵宮に当たる31日は、箱根神社摂社、
九頭龍神社の湖水祭が行われるのだ。

12時頃芦ノ湖に到着。
祭のメインは夜なので、まだ人はまばらだ。
境内に近い駐車場に車を停め、まずは箱根神社にお参り。

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箱根神社の右隣には九頭龍神社が鎮座し、
社殿前には椅子が並べられていた。
参拝を済ませ、写真を撮る。
と、レンズが壊れた・・・
さすがは関東屈指のパワースポット、九頭龍神社である。


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湖水祭は夕方18時の開始だが、
その前14時に、芦ノ湖を清める神事が行われる。
清祓式なるその神事は、箱根神社から参道を真っ直ぐ降った、
芦ノ湖畔の平和鳥居の元で行われた。
少し早めにその場へ着くと、若者達が祭壇を作り、
周りを掃き清めていた。
四方を笹の結界に護られた祭壇は、箱根神社に向かっていて、
すでに供物が奉じられていた。
しばらくすると、箱根神社の参道から
神職たちが一列になって降りてきた。
清祓式の始まりである。

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祭壇の正面、両側に据えられた椅子に浄衣の神職たちが並び、
神事は進められた。
初老の宮司が祝詞を称えたあと、居並ぶ神職たちを榊と塩で清め、
湖面に突き出た朱の鳥居へ向かう。

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水の中へ消えゆく道の先端で、湖面に向かい榊を振り、
塩をまいて清めの儀を執り行った。
風が吹き抜け心地よい。
心なし、波が荒くなったようだ。
芦ノ湖が確かに反応していた。
そう思わせるようなひとときだった。

そして、、、




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若い神職が、ジェットスキーで湖面を駆けた!
幣束を片手に、文字通り湖を清めている!
観衆はあっけにとられ、宮司達はワクワクしていた。

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若い神職がずぶ濡れになって帰ってくると、
周りからは拍手喝采。
少し照れ、はにかむ顔が清々しかった。




* * *




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18時

湖水祭が始まった。
九頭龍神社拝殿前で、参列者の見守る中、
厳かに神事は執り行われた。
拝殿の左脇には、九頭竜神に捧げる
三升三合三勺の赤飯が入ったお櫃がある。
そもそも湖水祭とは何なのか。
芦ノ湖がまだ萬字ヶ池と呼ばれていた頃、
夜な夜な九つの頭を持った恐ろしい毒龍が出没し、
人々に危害を加えていたそうな。
村人は毒龍の機嫌をとるために、
若い娘を人身御供として差し出していたが、
ある時、このことを知った萬巻上人は、湖水に祭壇を設け、
毒龍の心が和らぐように寝食を忘れて祈り続けた。
上人と毒龍の戦いが始まると、空は荒れ雷がほとばしり、
何度も何度も高波が押し寄せた。
だが三日三晩たった朝、荒れ狂っていた湖面は
しんと静まりかえっていた。
上人の前に毒龍が現れ、「宝珠・錫杖・水瓶」を捧げて詫びてきた。
上人は毒龍を諫め、湖中の逆さ杉に繋ぐと、
毒龍は龍神と化して、以降湖水の守り神になったという。
湖水祭は、龍神となった九頭竜に、供物を捧げ祀る神事なのだ。

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松明に灯がともり、お櫃の入った長持ちの行列が、
芦ノ湖畔の桟橋に向かった。
桟橋から神職たちは舟に乗り込み、岸から遠く離れた場所で、
そっとお櫃を湖底に沈めるそうだ。
なんとか見られる場所は無いものかと、人に聞いてみた。
「モーターボートでもチャーターすれば見れるけど、
そんなことすりゃ九頭龍様に食われちまうよ。」

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桟橋を離れていく舟。
ゆらり、ゆらりと沖へ向かう。
私は追いかけるのを諦め、舟が湖に消えていくのを
岸からそっと見送っていた。






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