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2011/05/13 (Fri) 東北巡礼 その1
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9月8日

自由が丘のほど近く、奥澤神社に大蛇が居る。
普段は鳥居に絡まってるが、年に一回練り歩くのだ。
ことの初めは宝暦年間、疫病はやりし夏の夜に、
八幡大神夢枕に立ち、藁で大蛇を作れと告げた。
それが厄除け大蛇のお練り。
お告げに従い疫病を逃れた人々が、
今の時代まで伝え続けたのだ。

奥澤神社を訪れたものの、時既に遅く、
大蛇お練りの終わった後だった。
元々広い境内ではない奥澤神社、
その参道いっぱいに屋台が犇めいていた。
屋台に埋もれた鳥居には、例によって大蛇が絡まっている。
この大蛇は去年の大蛇、一年間本殿で祀られ、
祭の一週間前、晴れて先代と交代して鳥居に登るのだ。

屋台で目を輝かせる子供たちを尻目に、
まずはお参りを済まさんと、社殿に来てみると、
果たしてそこに、大蛇が大きな目をむいていた。

賽銭箱の向こうには、神楽鈴。
軒から下がる鈴はないので、
参拝者自らが神楽鈴をシャンシャンと鳴らすのが
この神社の流儀らしい。
特に祭でなくとも神楽鈴を振るらしいが、
こうして目の前の大蛇に向かって鈴をシャンシャン振ってみると、
神楽鈴は大蛇の為にあるように思えてくる。
そういえば、ちょうど先月の同じころ、
多摩川少し上流の稲城でも、萱で作った大蛇を見た。
http://miyokame.blog82.fc2.com/blog-entry-118.html
稲城でも大蛇の顔の目の前で、
鈴(といっても仏具だが…)を振るって法要をしていた。
どちらも疫病除けが発端である。
時間は100年の隔たりこそあれど、
多摩川流域で藁蛇による厄除け信仰が複数残っているのだ。
どちらも伝承では、それで疫病が治まったというが、
藁には免疫効果でもあるのだろうか?
藁は麹菌を出すので食物に何か関係があるのか。
それとも、「藁にもすがる思い」ってやつだろうか。


この大蛇、目がくりくりっとして可愛いと思うのだが、
親に連れられお参りする小さな子は、
みんなこぞって怖がっていた。
考えてみれば、自分の体よりも大きな顔が
目の前で口を開いているのだ。
そういえば、子供のころって、
神社は何だか怖い場所だったなぁ。
そんな非日常の場所に、こんな巨大な蛇が居たら、
そりゃあビックリするだろう。
夢の中で大蛇に追われなければいいが・・・(笑


祭りの後、大蛇は本殿の奥に祀られる。
そこで一年間を過ごし、来年の祭の前に、
先輩大蛇と交代して鳥居の上に登るのだ。
「また来年。」と声を掛け、私は神社を後にした。
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