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5月4日、愛媛県大洲市。

この日もあいにくの雨だった。
前々日に愛媛入りしたのだが、
自由になる日は、この日一日だけだった。
妻の希望で佐田岬に行くことになっていたので、
その前に通り道に当たる大洲に寄ってみた。


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大洲ではまず臥龍山荘に立ち寄った。
冨士山(とみすやま)の山裾を洗うように流れる肱川を、
高台から見渡すことの出来る好立地に、
明治の貿易商河内寅次郎が、構想10年、工期4年の歳月と、
延べ9000人の人手を要して築いた別荘である。
贅に贅を尽くした山荘は、それでいて嫌味ではなく、
寅次郎氏の趣味の良さが窺えるものだ。
竹を敷き詰めた2畳ほどの玄関を過ぎると、
4畳半ほどの部屋の一辺が神棚になっている。
神棚の下には透かし彫りの採光で、
障子に渦巻き模様などが浮かび上がる。
その他には2部屋。いずれもこじんまりとした和室で、
片部屋には濡れ縁があり、そこから庭園を眺められる。
なんとこの濡れ縁の天井は、屋久杉の一枚板だ。
残念ながら、室内は撮影禁止なのが悔やまれる。

庭を進むと、不老庵なる茶室がある。
断崖に乗り出すように建つ茶室は、
なんと数本の生きた木が支えているのだ。
対岸から見ると、森の中に浮かぶように見える、粋な茶室である。
天井は緩やかなカーブを描き、そのカーブに竹材が隙間無く並び、
屋形舟をイメージした作りになっている。
抹茶を頂きながら、不老庵から外を眺めた。
雨に煙った大須の山並み、穏やかな肱川の流れ、
最高の借景庭園である。

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さて、ここ大洲には不思議な伝承がある。
目の前の肱川で、少彦名神が溺死したと言うのだ。
出雲で葦に弾かれ常世の国に行ったはずの少彦名神であったが、
伊予では、道後温泉で人々を助けたあと、
大洲に来て客死したことになっている。
それにちなんだ地名も幾つかあるようだが、
あいにくの雨で、色々と回る気にもなれなかったので、
少彦名神陵とも言われる、粟島神社に立ち寄ってみた。

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粟島神社は見ての通り、巨大な岩の上に本殿が建っている。
こういった磐座や神体石の上に、
こんなに大胆に本殿が乗っているのは初めて見た。
写真で見たことはあったが、やはり本物に目の当たりにすると、
その迫力に口がぽかんと空いてしまう。
一体全体、これはガガイモの舟に乗ってきた
少彦名神を表現した結果なのであろうか?

ちなみに、大洲は”おおず”と読むが、
古語だと”おおくに”とも読める。
少彦名の相棒、大国主となんらかの関係があるのかもしれない。

















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