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2011/05/13 (Fri) 東北巡礼 その1
2011/01/02 (Sun) 万治の石仏
2011/01/01 (Sat) 諏訪大社 蛙狩神事

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8月14日


お盆の最中の夜、八ヶ岳南麓のとある神社。
夜風に吹かれて涼もうと、村祭りの舞を見に行った。

ナビにも地図にも表示されない小さな神社で、
ずいぶん道に迷ったが、闇夜に浮かぶ提灯の明かりを見つけると、
風に乗ってお囃子の音が流れてくるのが耳に入った。


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石段を登り着いた先では、もう既に舞が始まっていた。
氏子中の10才の女の子が舞う稚児舞は、
300年に渡ってその伝統を守り継いできたという。
いまは少子化で、都会に出て行った家族にも呼びかけて、
なんとか伝統を絶やさないようにしているようだ。
緑と赤の装束を身に纏った稚児舞は、
「御幣と鈴の舞」「剣と鈴の舞」「弓の舞」の三番の舞があり、
八ヶ岳に向かって設けられた祭壇を背に、二人一組で舞を踊る。


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観客は、ほとんどが地域の人だ。
稚児の家族が周りで見守っているくらいで、
境内ではお酒を呑んだり子供相撲大会があったりと、
それぞれが思い思いに楽しんでいた。
最近の祭はどこもかしこも、観光客や若向けのイベントを
盛りだくさんにするきらいがあるが、
氏子の氏子たちによる氏子たちのための
昔ながらの祭の姿がそこには残っていた。
部外者を招くわけでもなく拒むわけでもない。
心地よい空気。
少しぎこちない稚児たちの舞は、
時として凛とした鋭さをみせ、
そうかと思えばまたもとの
あどけない表情に戻っていたりする。
子供と大人の挾間を漂う彼女たちの表情に
すっかり魅了されてしまった。


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舞が終わり、稚児たちが勢揃い。
八ヶ岳に向かって全員で祈り、観衆に向かって餅を蒔く。
この時ばかりは観客たちも大にぎわいで、
境内にこんなに人が居たのかと思うほどだった。
破魔矢を放ち(危ないから手で渡していた^^)祭はお仕舞い。

世話人たちはそうそうと灯具を片づけ、直会の宴を始めた。
これからは大人たちの時間のようだ。

八ヶ岳の夜風は冷たく、残暑という言葉を忘れさせる。
祭の興奮が冷めないうちに、私は夜道を帰路についた。


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