2011/06/15 (Wed) ご挨拶
2011/05/13 (Fri) 東北巡礼 その2
2011/05/13 (Fri) 東北巡礼 その1
2011/01/02 (Sun) 万治の石仏
2011/01/01 (Sat) 諏訪大社 蛙狩神事

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10月6日

この日は新潟の長岡で仕事だった。
仕事の後は、一気に上越まで移動。
新潟には何度か来ているが、どうしても新潟市方面が多く、
上越は以前から憧れていた土地なのだ。
翌日一日時間が空いたので、思い切って念願の地を目指した。

温泉の都合で、海岸沿いではなく内陸を走る。
が、これは誤算だった。
柏崎付近の県道は、まだ震災から復旧されていない道があり、
ナビの示すままに進むと、途中で引き返すこととなった。
山間の土地なので、迂回路が近くにあるわけでもなく、
かなりの時間のロスだ。
小千谷で蕎麦、柏崎で温泉に入ったこともあり、
日暮れ前に移動を開始して、糸魚川市に着いたのは真夜中になってしまった。

糸魚川では、車中泊とした。
普段は道の駅を利用することが多いのだけど、
この日は折角だから、海岸の公園で車中泊。
新潟の海岸線での野宿はこれで3度目となる。
駐車場の一角を確保して、エンジンを切り、
あらかじめ買っておいたビールを片手に、砂浜へ。
夜空に一面の星が輝き、背後には黒姫山の特徴的な影が、
星の明かりに浮かび上がっていた。
神話時代の姫様にまつわる重要な山である。
次の日は、この黒姫山の周囲を探索することになる。


20071007-093732.jpg



翌日。
目を覚ますと、快晴だった。
空が青い。
さっそく浜辺に降り立つ。
延々と続く白浜だ。
所々に釣り人が立っている。
エギでアオリイカを釣り上げていた。
昨夜泊まった場所は、須沢のヒスイ海岸で、
波打ち際をしばらく北に歩くと、姫川の河口に出た。
同じ新潟の川でも、信濃川のような荒れ狂った河口ではなく、
非常に穏やかな流れだった。
長い年月をかけて堆積した土砂が、河口に天然の堤を作り、
そこにも釣り人たちが点在していた。

姫川と言えば、ヒスイ海岸の名でもわかるように、
日本屈指のヒスイの産地である。
縄文時代から古墳時代にかけて、
ヒスイは勾玉などの装飾品に加工され、全国に流通していた。
その頃の遺跡や古墳から出土されるヒスイのほとんどが、
姫川産出のものだという。
ところが、奈良時代にヒスイの利用はぱったり途絶えてしまった。
以降、姫川のヒスイは長い間にすっかり忘れられたのだ。
昭和13年、姫川支流の小滝川で発見された石が、
科学分析でヒスイと認定された。
実にその時まで、遺跡から出土するヒスイは
大陸からの輸入品だと考えられていたのだという。

石好きの私が、それを知ってすることはただ一つ。
ヒスイ拾いである。
ヒスイの産出地としては、黒姫山の南、姫川支流の小滝川と、
黒姫川の西を流れる青海川の上流に硬玉産地と呼ばれる
ヒスイ原石の固まりのような地形があるのだが、
そこのものは天然記念物として、一切持ち出し禁止である。
そこで、ヒスイ収集家たちは、岩肌が削られ流れ着いた先、
または沖に流れて波に削られ浜に打ち上げられたヒスイを
血眼になって探すのだ。
ヒスイ海岸は、まさにヒスイ拾いのメッカなのだ。
ポツポツと立っている釣り人の間に、
下を向いてビニール袋片手にウロウロしている人が居たら、
それは確実にヒスイ収集家なのである。

私も海岸線を往復して探したが、
どうもこれといった石が見当たらない。
地元の収集家は毎日探して歩いているというし、
長い砂浜の波打ち際は全て小石で埋め尽くされているので、
そう簡単に見つかるものではないらしい。

半ば諦めて、テトラポットの山の陰で一休み。
のんびりと横になったり石笛を吹いたりして、さて帰るかな、
と歩き出したときに、見つけました!

はて、これがヒスイなのかは分からないのだけど、
他の石とはかなり違う緑の小石二つ。
あまり人の来ないテトラに囲まれた場所なのが幸いしたのか、
そう離れていない距離に、二つの小石を発見した。

20071007-111002.jpg


まぁ、似たような違う石もあるみたいだし、
そう簡単に見つかるものでもないみたいなので、
これがヒスイなのかどうかは何ともいえないが、
この石を手みやげに、家で勾玉でも作ってみることにした。
こうやって我が家にはどんどん石が増えていくのだ(笑)

続く


















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