2011/06/15 (Wed) ご挨拶
2011/05/13 (Fri) 東北巡礼 その2
2011/05/13 (Fri) 東北巡礼 その1
2011/01/02 (Sun) 万治の石仏
2011/01/01 (Sat) 諏訪大社 蛙狩神事

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11月24日


先月に引き続き、今度は法事で諏訪へ。
たった一ヶ月のことだが、諏訪の景色はずいぶん変わり、
南東の空にそびえる八ヶ岳は雪に頭を白く染めていた。

法事の翌日の朝、妻はなにやら用事があるとのことで、
電車で帰っていった。
私はひとり、のんびりと帰ることにした。
晴れ渡った空はどこまでも青い。
絶好のドライブ日和だ。

前回と同じく、茅野から蓼科方面へ。
今回は何も調べてきていないのだ。
とりあえず佐久に抜けてみようと思った。


茅野の御座石神社の交差点からビーナスラインと並行して走る
国道152号線を進んだ。
この道の途中にある梅林堂の”くるみやまびこ”がお気に入りなので、
さっそく大量に買い込む。

国道152号は途中、国道299号と分岐する。
この辺りが有名な尖石遺跡だ。
152号方面に行くとビーナスラインで、前回の白樺湖へと至る道。
299号方面は麦草峠を経て佐久へ至る道。
私は迷わず佐久方面に。

299号沿いには、何か所か有名な滝がある。
ということを、ちょっと前に旅番組で知ったので、
今回はその中でも印象に残っていた乙女滝に行ってみることに。

…と思っていたのだが、気がついたら通り過ぎていた。
なので、その先の王滝に車を停めた。

王滝へは、駐車場から少し歩く。
売店も何もないのんびりとした駐車場だ。
思えば、来る途中にあった賑やかな観光地が乙女滝だったのだろう。
駐車場にはちょうど、犬の散歩サークルの人々が来ていて、
どうやら散歩がてら滝の方まで行くらしい。
犬は好きだが、滝までご同行はイヤだな…
と思っていたら、大滝神社の鳥居を発見。
ちょっと寄り道をして時間差をつけることにした。

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木の節が残る、質素な作りの鳥居だ。
私は朱塗りの立派な鳥居よりも、こういう素朴な鳥居のほうが好きだ。
期待に胸をふくらませて鳥居をくぐった。

が、なんと!先が見えない!
石段もない落ち葉の敷き積もった坂が、延々と山の上まで続いている…

だが鳥居をくぐった以上、ここで怖じ気づくのは気が引ける。
思わぬ運動にあえぎながら、一直線に伸びる坂道を登っていった。


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土に手をつき登っていった先には、思いも寄らぬものがあった。
白樺の木々に囲まれた空間に、石の祠がポツン。
だが、そこらの石祠とは何かが違っていた。



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ものすごい存在感。
重量感がヒシヒシと伝わってきた。
そこには神域という言葉が相応しい空気が張りつめていた。


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祭神は建御名方命。
諏訪大明神らしく、4本の御柱に囲まれている。
後で知ったのだが、祠は黒曜石で出来ているらしい。
もともと磐座があった場所なのだろうか?
一枚の岩とも、後から作ったようにも見える岩の上に、
四角く削られた岩が乗り、それに不釣り合いな大きさの石が
2本の棒に支えられて、屋根になっている。
松ぼっくりのお供えがまた味わい深い。

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つくづく思うのだが、
美しい光と清浄な空気に満ちた聖域で、ただひとり、
そこの主と対面するひととき。
これが旅をしていて一番感動する瞬間だ。
その為だけに旅に出たくなることもある。
何をするでもない、ただそこにいるだけ。
ただそれだけのことなのだけど、
何ごとにも変えられない充実感を得ることが出来るのだ。

八ヶ岳の澄み切った空気が、火照った肌に心地よかった。

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