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2011/05/13 (Fri) 東北巡礼 その2
2011/05/13 (Fri) 東北巡礼 その1
2011/01/02 (Sun) 万治の石仏
2011/01/01 (Sat) 諏訪大社 蛙狩神事

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5月17日 午後

手間天神社で道草を食ったあとは、再び国道9号線を東へ。
揖屋駅を通り過ぎてすぐの交差点を左に入ると、そこが揖屋神社だった。

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『出雲国風土記』には「伊布夜(いふや)社」と名だけが記されているが、
『日本書紀』には「言屋社」の名で登場、斉明天皇5年の条、
「狗が死人の手を言屋社に噛み置いた。これは天子の崩御される兆である」とある。
『古事記』では、「黄泉比良坂は、今、出雲国の伊賦夜坂と謂う」と登場。
そう、こここそが黄泉国の入り口なのだ。
記紀ともに、暗い印象で紹介されているが、
境内は開けていて明るく、それでいて厳かな雰囲気。
死の空気はここには感じ取れなかった。

祭神は、伊弉冉命,大己貴命,少彦名命,事代主命。
また、左脇には韓國伊太氐神社、右脇には三穂津姫神社。
韓國伊太氐神社とは、素盞嗚命と五十猛命を祀る社。
つまり、新羅から渡ってきた両神を祀っている。

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拝殿の正面にまわって、参拝。
拝殿の目の前に鏡があってビックリした。
なんだか鏡を目の前にすると、全てを見透かされているようで、
気持ちがスッと引き締まる感じがする。

参拝も済み、境内探索に取りかかる。
ちょうど拝殿と反対側に、妙なものを見つけた。

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藁の大蛇が木に巻き付いている。
大蛇の前には無数の小さな幣帛。
木と大蛇の周りは、竹の棒に縄を渡して囲み、結界としている。
しかも、ここだけではなかった。隣の木にも、大蛇が巻き付いている。

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聞いたところによると、この大蛇は荒神さまと呼ばれている。
ネットで調べると、アラハバキとも言われているそうなのだが、
これは現地では確認できなかった。
西伯耆~東出雲を中心とした民間信仰で、毎年11月~12月に氏子たちが藁で作るそうだ。

多摩川流域の、藁の大蛇は疫病除けの意味合いが強かったが、
この一帯では稲作との神、または水神として祀られているという。

※多摩川流域の大蛇

http://miyokame.blog82.fc2.com/blog-entry-118.html
http://miyokame.blog82.fc2.com/blog-entry-121.html

出雲と武蔵国多摩川では遠く離れているが、
武蔵には出雲臣が入植しているので、起源は同じなのかもしれない。
短絡的には決められないが、もしそうだとしたら、
律令制以前の風習が、あまり形を変えずに今まで伝わって来たことになる。
約1500年前の風習ということか。いやはや、気の遠くなる話である。
当時の人も、やはり今と同じ思いでこの藁の蛇を編んでいたのだろうか。


ちなみに、この荒神さまの手前には、小さな祠がふたつ。
経津主神と建御名方命を祀る祠だ。
こういう風に、向かい合って祀られる例は見たことがない。
しかも祀られている神が神だけに、意味深なものを感じた。

















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