2011/06/15 (Wed) ご挨拶
2011/05/13 (Fri) 東北巡礼 その2
2011/05/13 (Fri) 東北巡礼 その1
2011/01/02 (Sun) 万治の石仏
2011/01/01 (Sat) 諏訪大社 蛙狩神事

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


web_090802-135642.jpg



なんだこの異空間…

噂には聞いていたが、想像以上の場所だった。

仏ヶ浦。
恐山の奥の院。
あの世の入り口があるともいわれている場所だ。
恐山から見て浄土の方向、つまり真西に、
このような場所が自然に出来上がっていること自体が不自然で、
本当にあの世の入り口が開いているのではないか?
と考えざるを得ない場所だった。

駐車場は崖の上で、急勾配の遊歩道を15分ほど下ると、
断崖絶壁の海岸線には珍しい、猫の額ほどの砂浜がある。
そこが仏ヶ浦に降りる唯一の場所のようだ。

砂浜を歩くとすぐ、巨大な二つの岩壁にぶつかる。
岩壁と岩壁の間に道がついていて、そこを抜けると異世界が待っていた。

「如来の首」なる岩が、来訪者を出迎えてくれる。
ここより先は砂浜が途切れ、岩場を進むことになる。

潮が満ちつつあるのだろう。
磯のあちこちに海水が溜まりはじめ、足元がおぼつかない。
岩壁をつたい、時に跳ね、再び砂交じりの広い空間にたどり着くと、
目を瞠った。

web_090802-121613.jpg

web_090802-121243.jpg

web_090802-133245.jpg

蓮華岩というらしいが…
これは本当に自然の造形物なのだろうか…
あまりにも出来すぎている。
蓮華岩もさることながら、印相を模ったとしか思えない岩まである。
この浜も少し水に浸っているので、ひとたび海が荒れると、
蓮華岩を残して水没するはずだ。
まさに蓮の花咲く浄土を彷彿させる景色が広がるのだろう。

そしてひとたび海が荒れると…
仏ヶ浦には土左衛門が流れ着くらしい。


1954年9月26日に津軽海峡で起こった洞爺丸事故。
台風の観測を誤ったことに起因する世界第三位の海難事故で、
洞爺丸だけで1155人、他の貨物船4隻の転覆を含めると
合計1430人の死者・行方不明者を出しだ事故である。
最大の被害を出した洞爺丸は、
北海道から1kmも離れていない海上で転覆したのだが、
なぜか仏ヶ浦には、他の沿岸を上回る数の水死体が打ち上げられたそうだ。
海流の関係なのか、死者の霊が浄土の入り口を目指したか。
ともあれ、津軽海峡を隔てたこの地に、
多くの水死者が集まったことは事実のようだ。


振り返ると、凛々しく切り立った青白い海食崖の足元に、
いびつな形相の岩場が広がっていた。

web_090802-133217.jpg


















管理者にだけ表示を許可する


Design by mi104c.
Copyright © 2017 風と土の記録, All rights reserved.




上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。