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2011/01/01 (Sat) 諏訪大社 蛙狩神事

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3月11日、日曜日。

昨夜からの雨はいまだ止まず、
家の中でさえ、底冷えする。
布団から出ることさえも躊躇われたが、
気力を振り絞って自宅を出た。

目指すは高尾山。
高尾修験による大火渡り祭が行われるのだ。


11時半頃、電車を乗り継ぎ、高尾山口に着く。
寒さによほど参っていたのか、車内のほとんどを寝て過ごした。
駅に降り立つ。
何とか雨はあがったものの、どんより曇った暗い空は、
高尾の山に暗くのしかかる。
それでも、道中の睡眠で多少の元気を取り戻した私は、
会場を目指して歩いた。

火渡り祭の開始は午後1時なのだが、
少し早めに来て立地を見ておきたかったのだ。
案内板の通りに進んでいると、
ふと道を逸れた一角が騒がしいことに気が付いた。
ケーブルカー駅の手前、高尾山不動院で何やら人が集まっている。
覗いてみると、行者装束の面々が、不動院の庭に集まってきていた。
どうやら不動院が、修験者たちの待機所になっているようだ。
鮮やかな結袈裟を纏った人もいれば、真っ白な装束の人もいる。
どうも色が鮮やかになるほど、格が高くなるようだ。
中には外国人の修験者もいた。
そういえば、撮影している観衆も外国人が目立つ。
今や日本人よりも外国人の方が、
日本文化の勉強に熱心だというが、
それもうなずけることかもしれない。

001_070311__CRW_5770.jpg




気が付けば、いつの間にか雲が退いていた。
先程までの天気が嘘のように、空の青が広がっていく。
庭では修験者たちの祈祷が始まった。
先達の指導のもと、般若心経を一斉に称える。
天まで届かんとする読経の声に、飯縄大権現が応じたのだろうか。
祈祷が終わる頃には、すっかり空は晴れ上がっていた。

002_070311___0379.jpg





朱の法衣を纏った大導師が、若い行者を従えて、
不動院の庭に入ってきた。
境内の空気が変わり、緊張が走る。
しばしの休憩に戯れていた行者達も、
背筋をシャンと伸ばし、大導師を注視する。
出発だ。


003_070311__IMG_0386.jpg



法螺貝を吹き鳴らす若い行者を先頭に、
行列を作って会場に向かう。
大導師は朱の傘に守られ、後には御輿のような御守札の山、
いわゆる梵天を担いだ白装束の信者が続く。
門前通りを抜け、甲州街道を南に折れ、
一行は火渡り行の会場にたどり着く。
普段は自動車の交通安全祈祷を行う広場である。

007_070311__IMG_0410.jpg


いつのまにやら、会場には観衆が溢れかえっていた。
縄張りの周りを囲む人々は見学や撮影のため。
会場に続く長い列を作っているのは、
実際に火渡りを行うために並んでいる人々だ。
高尾山の火渡りは広く公開されているため、
一般客も火渡り行を行うことが出来る。
といっても火渡り行は危険な行なので、
行者が渡りきった後の、少し落ち着いた灰の上をを渡るのだ。

さて、行者一行は祈祷殿で祈りを捧げ、
いよいよ会場に足を向ける。
先頭を行く行者の手には、高々と火が掲げられた。
抜けるような青空に、黒い煤が煙る。

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つづく



はじめまして、修験者 服装 と言う検索でこちらにたどり着きました。
しがない絵描きなのですが、資料としてネットサーフィンをしていたらこちらに流れ着き、その写真の美しさに「素敵」と思わず画面前で声に出しておりました。
本当に数々の素敵で美しい写真、すばらしいです。
こんな素敵なお祭りがあるのですね、上の記事から順に降りてきてコメントを残さずにはいられませんでした。
素敵な時間を切り取った写真の数々、ネット上でみつけられて本当に幸せです。
いずれ本物を拝みたい・・・・!
素敵な記事を書いてくださり、ありがとうございました。
写真そのものに凄く惚れてしまいましたので、これからも拝謁させて頂きたく思います。
更新、楽しみにしておりますね!

それでは、失礼致します。
【2011/08/19 23:23】 URL | 常春 #IS9B2OVg[ 編集]














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