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2011/05/13 (Fri) 東北巡礼 その1
2011/01/02 (Sun) 万治の石仏
2011/01/01 (Sat) 諏訪大社 蛙狩神事

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春の龍神祭でお世話になった秩父の今宮神社で、
役尊神祭が執り行われるとのことだったので、
参拝と撮影に行ってきた。

今宮神社境内には役尊神祠(行者堂)がある。
役行者がこの地に八大龍王を祀ったことに起因するもので、
役行者は今宮神社の祭神の一柱である。
役行者を神として祀っている神社は珍しいそうだ。
提灯には神仏習合よろしく、
神変大菩薩役小角大明神と書かれていた。

役尊神祭はその祠の前に祭壇をもうけ、野外で執り行われる。
春の龍神祭が八大龍王を祀る神事であり、
今回の役尊神祭は八大龍王を祀った役行者を祀る神事である。
祠の正面と左右にテントが張られ、斎庭のように区切られていた。
テントの下には参列者の椅子が並べられていて、
比叡山延暦寺から小林隆彰大僧正が見えていた。
今宮神社は今、何かと注目されているそうだが、
まさか大僧正が直々に参列されるとは驚いた。



10時30分

社務所から神職たちが並んで歩き、祠前の祭壇に至った。

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修祓、献餞と続き、宮司による祝詞奏上。
そして、大僧正による観音経の奉納が始まった。
野外での神事のこと。道路も近く、車の音も響くはずだが、
祝詞、経文を通じて、辺りが静寂に包まれたような雰囲気になる。
撮影のためにちょっと動くと、
足下の砂利の音がかなり気になるくらいだ。

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衣冠と袈裟が並ぶ姿は、不思議な感覚だ。
明治の世になり神社と寺が明確に区別させられたが、
それ以前は、神社と神宮寺の関係のように、
神職と僧侶も密接していたのだろう。
庶民の信仰心が法で規制出来るわけがなく、
今日でも地域に根ざした神社に行くと、
神仏習合時代の名残がそのまま残っていたりするが、
こうして実際の祭祀を神職と僧侶が共に行う、
という光景は、初めてお目に掛かった。
このような祭祀が切っ掛けになって、
信仰というものがもっと大らかなものに戻っていけば、
俗に言う日本人の宗教離れ、なんて問題も、
ちょっとはましになるのだろうか。

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大僧正が席に戻ると、舞の奉納となった。


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楽士の演奏に合わせて、権禰宜が舞う。
ゆったりゆったりとした舞。
手にもった榊を優雅に空に掲げると、
天井のない野外の祭壇ということもあり、
まさしく天に捧げるための舞といった風情である。

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そして楽士の演奏。
最近は笛に興味があり、家でも雅楽を聴いているのだが、
やはり生の演奏は素晴らしいものだ。
音響やマイクなど無くとも充分。
鋭くそして柔らかく包み込むような、
そんな感覚が好きである。

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演奏中、お茶の奉納があった。
なぜお茶なのかは分からないが、
二人の女性がお茶と和菓子を奉納していた。
みなそれぞれ自分の出来る形で、奉納しているのだろうか。
ちなみに一応私の写真も、奉納させて頂いている。


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そろそろ祭祀も終盤である。
神職たちによる玉串奉奠。
その後、大僧正以下、仏教関係者、そして参列者達も玉串の奉奠。
今宮神社の祭祀では、ちゃんと人数分の榊が用意されているのだ。

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宮司の挨拶があり、これにて祭祀は終了。
神職たちは並んで社務所に帰って行った。

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この後参列者の多くは、大僧正の講演会場に移動していった。
わずかに残った人たちの中に、マイミクのてるりんさんがいたので、
息子さんと共に後片づけを手伝った。
一応私も、参列者の中では若い部類にはいるのだ。
残っている人たち同士は、よく顔を見かけるけど
誰だか分からない、といった、自然に集まった人たちらしい。
境内の聖域では、不思議な連帯感が生まれるものかもしれない。
ともあれ、こういう奉仕活動の後は、気分が清々しいものだ。

















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